映画鑑賞会

サークルでやっている映画鑑賞会の感想アーカイブです。

機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争

ニンチー 7点/10 物語2、主題2、演出1、映像1、音楽1

秒速5センチメートル

ニンチー 8点/10 物語2、主題1、演出2、映像1、音楽2

コンスタンティン

西部戦線異状なし

ニンチー 7点/10 物語2、主題2、演出2、映像1、音楽0 Dulce et decorum est pro patria mori. 祖国のために死ぬことは甘美にして名誉あること。 当時この言葉にどれだけの青年が騙されたことだろう。 現実の戦場には名誉などなく、何のために戦うのかも…

ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男

マルクス・エンゲルス

ロードジャスティス C ラウル・ペック監督は黒人差別がテーマのドキュメンタリー「私はあなたの二グロではない」を以前観たが、本作もブルジョワvs.プロレタリアートという現代にも続く二項対立において虐げられた者の肩を持つような姿勢では共通している。…

スパイダーマン:スパイダーバース

ロードジャスティス A スパイダーマンシリーズも作品が多いし全然追えていないが、それでもシリーズに対する作り手側の半端じゃない熱量がひしひしと伝わってくる作品だった。ディズニー・ピクサー系の3DCGともやや違う、アメコミの紙面をそのままアニメにし…

セッション

ロードジャスティス A 途中までフレッチャーの努力至上主義とパワハラを認めるか否か、みたいなテーマの割とふつうの話かと思っていたので、終盤の展開では大いに驚かされた。フレッチャーのしごきに応えようとしたニーマンが人格的に破綻をきたして言葉遣い…

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

ロードジャスティス A 全体を通して構成にあまり一貫した意図を感じないというか、結局これってどういう話?というのが観終わってすぐの率直な感想だった。しかし、恐らくそれは映画が映画であるということ、すなわち映画が意図的に構成されるシーンの集合で…

マイ・インターン

ロードジャスティス C コメディとしてのテンポ感は悪くなく見やすい映画だった。ただ世代間のギャップというテーマをフラットに誠実に描けていたかというと正直疑問である。堅気で昔ながらの流儀を大事にするベンの紳士な振舞いは、ロバート・デニーロの演技…

ドライブマイカー

ロードジャスティス A 分かりやすいところでいうと、全編通して1つ1つのシーンの作りの丁寧さには感動した。物語の本筋はほぼ人物同士の会話の上で展開されるのみだが、西島秀俊の静かな演技、車での移動時に流れるテープ、バックに映る瀬戸内の風景、それ…

HERO

ロードジャスティス S まずビジュアル面でのクオリティには圧倒されるものがある。どこを切り取ってもカッコ良い構図、大胆かつ印象的な色彩感覚、背景美術の美しい宮殿や雄大すぎる自然の風景、エキストラをふんだんに使った合戦シーンの迫力。そしてもちろ…

荒野のストレンジャー

ロードジャスティス B 西部劇らしいゆったりとした間の取り方は古めかしい画質とも相まって逆に新鮮だった。無表情なイーストウッドが住人たちの及び腰な姿勢につけ込んで無茶な要求をしていくくだりはコメディとして見ても笑えた一方で、主人公の描き方とし…

ジャンヌ・ダルク

ロードジャスティス A ジャンヌ・ダルクを抑圧的な中世社会に殺された悲劇のヒロインとして描くこともできただろうが、リュック・ベッソン監督の解釈は一人の人間としてリアリティをもったキャラクター像を真摯に描くことに成功しているように思える。前半の…

劇場版少女☆歌劇レビュースタァライト

ニンチー 物語1、主題1、演出2、映像2、音楽1 前週鑑賞した「少女☆歌劇レビュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド」の続編劇場版。 本作は本編であるテレビ版とその総集編である劇場版に対して後日談として位置づけられていて、その後も続く彼女たち…

少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド

ニンチー 6点/10 物語1、主題0、演出2、映像2、音楽1 演劇をテーマにした挑戦的なオリジナルテレビアニメシリーズの総集編劇場版作品である。 演劇学校の九人の少女に焦点を当て、百合百合しい日常を過ごしたり、ミュージカルのように歌いながら戦った…

オールド

ロードジャスティス C 人生とともに降りかかってくる社会的役割があるとしても、それと結びついた仕事や名前さえも忘れていられるのがバカンスでありリゾートという場である。だがこのイカれたビーチはそうした甘えを許さない。病気や出産となれば誰かが責任…

ミリオンダラー・ベイビー

ロードジャスティス A 全てを失うリスクを負ってでも人生のなかで何かを成し遂げたい瞬間がある。ボクサーたちの戦いとはまさにそうした刹那的な衝動であり、繰り出されるパンチから逃げようとする生存本能に逆らって前に一歩を踏み出すようなものだ。止血の…

アヴァロン

ロードジャスティス B 筋道立てて話を理解しようとすると相当難解、というか分かるように作品を作ってない。しかし根底にあるのは他の押井作品でも見られるような、人間の認知能力に対する疑義である。そこではバーチャルと現実、因果関係、記憶などが絶対的…

ジョゼと虎と魚たち

ロードジャスティス B 外面は感傷的なボーイミーツガールだが身体障害のような社会的なテーマを扱う作品としてもそれなりに誠実さはあったと思う。序盤のジョゼの社会性に欠けたヤバ女感も出ていたし、求めるものに「手が届かない」葛藤や、不幸な存在が周囲…

最強の二人

ロードジャスティス 二人の人物が巨大な社会階級の隔たりを超えて親しくなるという話は他にもわりとあるだろうが、堅苦しい上流階級に対して下流にも人情味がある、みたいな安直な平等性を描いていないところに好感が持てる。ドリスの底辺の生活はしっかり悲…

鑑賞映画履歴

鑑賞会履歴 2019/10/27 電脳コイル 2021/03/07 アフリカン・カンフー・ナチス 2021/05/22 劇場版エヴァンゲリオン序 2021/05/29 劇場版エヴァンゲリオン破 2021/05/29 劇場版エヴァンゲリオンQ 2021/08/09 東京ゴッドファーザーズ 2021/08/14 劇場版シンエヴ…